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【Love the Philippines】レチョン! 子豚の丸焼きなら、マイルドなダバオがお勧め

Global News Asia 2023年9月22日 11時0分

 レチョンといえば、フィリピンの代表的な料理のひとつです。豚の丸焼きで、炭火でじっくりと焼き上げた皮はパリパリ、肉はジューシーで、醤油や酢、ニンニクなどで味付けされたソースと一緒に食べます。フィリピンでは、祝祭日や特別な日にレチョンを食べることが多く、家族や友人と分かち合う大切な食事です。

 しかし、フィリピンは島国であり、地域によってレチョンの味や特徴が異なります。その中でも、セブ島、マニラ、ダバオの3つの地域のレチョンについて比較してみましょう。

 まず、セブ島はレチョンの発祥地と言われており、塩味が強いのが特徴です。豚に塩をすり込んでから焼くため、皮はカリカリで塩気があります。また、レモングラスやネギなどのハーブを豚の中に詰めて焼くこともあります。セブ島のレチョンはシンプルな味付けですが、豚肉本来の旨みを楽しめます。

 次に、マニラはフィリピンの首都であり、多様な文化が混ざり合っています。その影響で、マニラのレチョンはスパイシーな味付けに変化しています。豚肉にトウガラシやカレー粉などをまぶしてから焼くことで、辛みと香りが加わります。また、レチョンを食べる際には、豚肝をベースにした甘辛いソースをかけて食べることが一般的です。

 最後に、ダバオはミンダナオ島にある都市であり、フィリピンでも有数の観光地です。ダバオのレチョンはマイルドな味付けになっており、日本人の口にも合います。豚肉に醤油や砂糖などを塗ってから焼くことで、甘みと旨みが増します。また、ダバオでは子豚を使ったレチョンが人気であり、肉は柔らかくて脂身が少ないです。

 以上のように、フィリピンでは地域によってレチョンの味や特徴が異なります。どれも美味しそうですが、日本人の方におすすめしたいのはダバオの子豚のレチョンです。マイルドな味付けで食べやすく、子豚の肉は柔らかくてさっぱりしています。ダバオではレチョン専門店も多くありますので 、フィリピン料理を堪能したい方はぜひダバオへ行ってみてください。
【編集 : Eula Casinillo】

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