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【コラム】大家さんが犯人って、怖くない? 韓国

Global News Asia 2023年11月1日 10時0分

 貸し物件の玄関の鍵は、借主だけでなく、管理する不動産会社や管理会社が持っていたりする。それだけでも、ちょっと怖いなと感じる現代。
古い物件になると、管理する不動産屋さんが付かない場合があり、直接大家と賃貸契約を結ぶこともある。その場合、合鍵は大家さんが持っている。ただ、そこは性善説にもとづく信頼関係で「信用するしかない」。

 韓国で、20代の女性が住むワンルームマンションに、大家関係者が忍び込む事件が起きていた。2022年9月から12月、4か月の間に、確認されたところ64回、二日に1回の計算だ。

 暗証番号を必要とするワンルームマンションなので、そんなに古くないとは考えられる。けれど、大家の家に合鍵があることが、もう尋常ではない。この「大家の息子(40代)」は、防犯カメラで女性の暗証番号を調べた。そして防犯カメラで女性が不在の時に侵入した。
女性の部屋に隠しカメラを仕掛け、盗撮もしていた。

 性善説にのっとって、彼女は普通に着替えもして、お風呂にも入り、トイレにも行ったであろう。なのに、それらは映像化されていた。その映像を見て、この大家の息子は自分の性的欲求不満を満足させていたというから罪は重い。

 筆者も20年ほど前、オール家電付きで家賃の安いアパートに住んでいたことがあるが、そこの大家の娘もまた、不在時に7つの部屋に侵入していた。とある部屋では、お掃除をし、ごみも捨ててやっていた(住人は我慢していたらしい)。筆者の部屋の前の住人は、出ていくと入られることに心を病み部屋から出られなくなったそうだ。
なぜわかったかというと、外出がドタキャンになり途中で戻ってきたときに、いたのだ。なんどもやめてとも言った。また玄関にトラップを仕掛けたりもしたが、相手が悪かった。当時は警察も、大家が入って何が悪いと相手にしてもらえなかった。

 賃貸物件を借りるときは、入居後すぐに鍵を交換するとかしないと駄目だなと今でも思う。不動産会社の社員も信用ならないが、大家が一番怖い。そこに性善説はない。

 ちなみにこの大家の息子には懲役刑になったが…執行猶予がついてまだ、マンションに自由に出入りできる状態にいる。
【編集 : fa】

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