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【航空機汚染】ソウル・仁川国際空港着の旅客機20%以上から、食中毒を誘発する病原菌が検出

Global News Asia 2023年11月29日 16時0分

 2023年11月28日、韓国政府は、ソウル・仁川国際空港に到着した旅客機の20%以上から食中毒を誘発する大腸菌やサルモネラ菌、ビブリオ菌が検出されたと発表した。

 保健当局によると、調査は7月末から今月にかけ、主要な5つの国際空港に到着した旅客機の一部を対象に実施した。このうちソウル・仁川国際空港で調査した222便のうち20%以上にあたる49便から大腸菌、サルモネラ菌、ビブリオ菌など食中毒を誘発する病原菌が検出された。

 検査は7月31日から11月14日まで、韓国主要国際空港5カ所に到着した国際線航空機493便を対象に実施。コレラと腸内細菌10種について調べた結果だ。58便(11.8%)で病原菌が検出された。病原菌の検出率は、韓国の航空機が9.9%(294便中29便)、外国の航空機が14.6%(199便中29便)で、韓国以外の航空機の汚染率が高かった。

 保健当局は、「トイレを利用した後は、石けんを使って30秒以上、手を洗うべき」と呼びかけている。大腸菌、サルモネラ菌、ビブリオ菌は、食中毒を引き起こす病原菌の代表的なものだ。

 トコジラミの発生も増えており、航空機の徹底的な除染や除菌が急務だ。
【編集 : af】

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