フィリピン・ダバオのトライシクル(サイドカー付きバイク)乗客に「ビスケットなど販売」

　2024年2月、ダバオ郊外の住宅地「Granville III Subdivision」から大通り周辺を営業拠点にしているトライシクル(サイドカー付きバイク)で、乗客にビスケット8ペソや、キャンディ5ペソなど販売するドライバーが現れた。

　個人事業主のトライシクルで、前側のスペースにお菓子を置くコーナーを設けている。

　ミンダナオの庶民の懐事情に詳しいオサミス市在住14年目・上野浩一さんは「クッキーの乗客向け販売はオサミスでは見ないサービスです。もし食べ物を提供するのには市役所で販売の為の追加の許可を得る必要があり、トライシクルドライバーはそこまでのサービスを提供しようとは思わないようです。スモールビジネスではアイデアを出し合い顧客の心を掴もうとしている人が増えています。小さなハンバーガーショップでは綺麗に印字したメニュー用意していました。しかし提供できる品物はその中の極一部だったりと未だまだ実際のサービスに追いついていないところがあります。」と話している。
【編集 : Eula Casinillo】