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【コラム】売り切れ続出・消防士カレンダー・韓国

Global News Asia 2024年3月13日 10時30分

 消防士さん。特にレンジャーなどを担うチーム(救急や火事など担わなくっても)は、ほぼ一日中筋トレを欠かさない印象がある。綱で向こうに渡っていく訓練の時も、地上で声援を送る車いすのおばあちゃんに手を振る余裕もあるくらい、鍛え方にもハートがある。

 おそらく、消防士という仕事をしている「とりあえず男性」はどこの国でもナイスボディをしていると思われる。

 そこで、か。韓国のソウル消防署では、特にナイスボディをしている消防士を厳選して「ナイスボディ消防士希望分かち合いカレンダー」を発売している。売り上げは、社会福祉法人を通して、低所得火傷患者の支援に使われているという。

 13人の現役消防士が参加している。今年は、日記帳も発売された~4月からの1年もの(公共機関の1年は4月から3月まで)。
 
 昨年度は、249人の患者が支援されたそうだ。火傷というと火事が起こってという大事みたいな印象が強いが、カレーを作っていて、秒もないくらいの一瞬、その鍋の淵に腕が触れたとする。流水で冷やして、火傷用軟膏で治るだろうと自己判断して1週間後、実は真皮まで焼け肉まで裂けていたということもある。換気扇のカバー取り換えで使ったばかりのコンロの上に立ち、バランスを崩してまだアツアツの五徳でお尻から腿を火傷することもある。特に足の場合、歩けなくてタクシーを使っての通院は低所得者にはきつい。このような援助があれば、それは本気で助かるだろう。韓国にも、いい人がいるものだ。

 売り上げは、この10年で1億円以上になり、韓国あるあるの他に流用することなく、まじめに市民のために使ってくれている。

 ナイスバディのイケメンが毎日(半裸で)微笑んでくれるというのが好きという人には、人助けもでき眼福で、一挙両得だ。

 日本でも、ぜひマネをする自治体が出てほしいものだ…不適切にもほどがある〇〇ハラ状態で、せっかくつぶれることのない公務員になれたのに、激務過ぎてやっていけないと、消防士さんが大量に辞めていっている日本では、個人情報的に無理なのかな。
【編集 : fa】

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