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【コラム】ソウルか金浦どっちかでいいんじゃね? 韓国

Global News Asia 2024年3月24日 18時0分

 韓国ソウル(特別)市に「金浦空港」がある。外国人にとって、金浦空港に着いた=韓国ソウルに着いた認識でいいと思う(北海道十勝空港について、沖縄だ! と思う人がほぼいないように)。

 金浦空港という名称は1942年、「韓国」という国ができる前から存在している。ソウル市もなかっただろう。

 けれど、ソウル市長の見解では、外国から来た人が、金浦空港はソウルから相当離れている認識があって、混乱が続いているとのことだ。アメリカや中国などすんごく広ければ、そんな頓珍漢もあるだろうが、国土が狭い韓国に「ソウルってどこ?」ってーおバカさんはあまり行かないと思われるのだが。

 日本も、1978年に成田に空港ができたとき「新東京国際空港」という名称だった。多くの日本人が、成田は千葉県にあって、東京じゃないだろ! と突っ込みネタに使っていたような気がする。だが、2004年に成田国際空港法ができ。旧公団から民営化になり「成田国際空港」と名称も変わり、羽田空港とのすみわけが上手にできているのだが。ただ航空会社によっては、『東京(成田)』といった紛らわしい表記を継続している悲しい会社もある。おバカな友人は、羽田と成田を間違えて、飛行機に乗り遅れてしまった。

 市側としては、金浦空港を、ソウル金浦空港にして、金浦はソウルにあるんですよと畳みかけたい方針。だが、多くの人は「ソウル空港」でいいとしている。金浦があるからややこしいのであって、ソウルだけにしたらわかりやすい。そのとおりである。

 単体にせよ、ダブルにせよ、定着するまでかなりの時間がかかるので、このままでいいと思うのだが…市長のバックには、看板系の業者や印刷業者という名称が変わることで得する人がいるのは間違いないようだ。
【編集 : fa】

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