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魅力乏しく、香港観光の現状と経済の疲弊

Global News Asia 2024年5月16日 23時45分

 2024年5月、香港はかつて、その輝かしい景観と独特の文化で世界中から観光客を魅了してきた。しかし、2024年4月までの観光客の流れを見ると、このアジアのハブが直面している課題の深刻さが浮き彫りになっている。

 2024年4月の香港訪問者数は前年同月比17.3%増の約339万人。この数字は、新型コロナウイルスの影響からの回復を示すものであり、特に中国本土からの旅行者が7.8%増加。しかし、これらの数字は、かつてのピーク時期に比べると依然として低い水準に留まっている。

 香港経済は、2023年に3.2%の実質GDP成長を達成したが、これはエコノミスト予想中央値の3.4%には届かなかった。新型コロナウイルス対策の規制で個人消費や輸出が振るわず、22年までの4年間で3年がマイナス成長となった。さらに、深刻な人材流出が経済に追い打ちをかけている。

 香港政府は観光業の回復に向けて努力をしているが、無料航空券キャンペーンなどの施策も限定的な効果に留まってしまった。観光業の完全な復活には、新たな戦略と革新が求められているが手の打ちようがない悲惨な状況だ。

 かつての香港の飲食街や商店街も活気がなく、閉店や廃業が多く、新たに商売を始める人も少ないため空き店舗が悲しく目立つ。
【編集 : af】

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