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一度味を覚えると繰り返さずにはいられない「腸炎マン」、韓国飲食店で被害詐欺

Global News Asia 2024年5月29日 12時0分

 コロナ渦に「腸炎マン」という異名で、韓国全土の飲食店経営者の憎き敵になった男がいる。
飲食店に直接なり、宅配なりで注文し、「その食事で腹をこわした」と因縁をつけ、「保健所には言わない」と詐欺で和解を持ち掛けた。判明したのは2021年から2022年にかけて13回だったが、合計450万ウォン(45万円)の被害補償=口止め金を受け取った果てに逮捕された。

 2023年6月から2024年3月までの10か月間、その被害にあった店舗は3000か所になる。ムショにいる間、13回の反省点を含めて、もっとグレードアップした手口を模索していたと推測できる。研究熱心な詐欺師だ。

 韓国全土の飲食店が被害にあっている。これは直接訪れたわけではない。10か月で3000店だと、1か月300店、一日10件で食中毒を起こさなければならないから、本当であれば、「腸炎マン」は腸炎でとっくに死んでなければいけない。

 地域のグルメサイトを検索し、手当たり次第に電話をかけ「腹をこわした」という。本当に衛生的な店なら、「うちでそんなものは出さない、診断書をもって来店してください」と強気で言い返せるはずだが…韓国の飲食店は、どんな立派なグルメサイトに掲載されていても、一日1人くらいは最低腹痛を起こすのが出る「衛生環境」の中で料理を提供しているのだろう(根拠のない憶測です・諸説あります)。

 だいたいは、団体旅行が好んで行く「個人を特定できない」飲食店やカフェ、惣菜店などがターゲットだ。電話で交渉し、200万ウォン程度を口座に振り込ませる。1件につき、1万円から、団体旅行の集団食中毒を黙っていることにしての22万円。総計約900万円荒稼ぎをした。

 その騙した金は、某通訳がとばく容疑で捕まった韓国の香ばしい話題にぴったりの、成人ネットカフェでの違法ギャンブルで使い果たしている。その日にかける「お金」をねん出していたとも思える。

 腸炎マンは、また韓国のゆるい判決で数年ムショに入ってくることになるだろう。そして出てきては繰り返すのだ。これを予防するには、「うちの店からは絶対食中毒は出ない」という衛生管理と、グルメサイトに情報を載せないこと。

 「腸炎マン」の異名があるくらいだから、十分防げた犯罪でもある。身内に甘い韓国。
【編集 : fa】

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