女湯がめずらしい中国人

　江戸時代、いやテルマエロマエ時代じゃあるまいし、混浴が当たり前な世の中でもあるまい。地方の秘湯ではまだ混浴があるが、本当に限られている。
さらに、スーパー銭湯ではない、普通の温泉では、浴室にスマホを持ち込みは禁止だ。金属類は硫黄で故障しますからというやさしい理由にしてくれているが…カメラ機能で、気楽にのびのびと入浴している姿の盗撮が本当の理由。

　「なんでも、ランク付けのSNSで、独自の浴室をUPしたくて隠れて取っていかれるお客さんが多くて。最悪温泉業を辞めなければならないことも視野に入っています」。老舗旅館の旦那衆は嘆く。

　公衆浴場が存在するというのならば、あの広い中国でも、そうめずらしいことでもあるまい。生まれた瞬間からセレブな住まいで、旅行も個別の浴室のあるところしか行ったことがなく、中年になった…いなくはないと思うが、そうそういないだろう、そんな中国人女性。男湯は珍しくなく、女性だけが入っている女湯だけがめずらしくて思わずシャッターを押す女性って、どんな理論武装をしても無理がある。

　2024年7月初旬。韓国の公衆浴場の女湯を撮影していた60代女性が捕まった。理由は、性暴行処罰などに関する特例法違反(カメラなどの利用撮影)。

　なぜ撮ったか。「めずらしかったから」。いやいや、60代でそれは無理がある。盗撮のプロで商売にしているなら腑に落ちる。

　携帯電話のデータ解析作業が終わるまで、韓国から、この女性は出られない。ジェンダーの時代、女性が好みですのほうが、女風呂が珍しいよりは、ん～。
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