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堕胎というのはいつまで許されるのか 韓国

Global News Asia 2024年8月9日 12時0分

 その国によって、堕胎=中絶手術というのは、母胎の今後の健康を熟慮して、いついつまでとだいたいが法律で決まっている。もちろん、堕胎そのものが何か月であろうと宗教上許されない、法律上許されない国もある。
また、堕胎でなくても、7か月、200g台の子供でも生命力が強ければ生きる。親がいくらそんな子いらないと言っても、1つの命としてこの世に存在する。

 妊娠9か月。これは堕胎に値する時期か。9か月というならば、計算上(今は、4週で1か月とするので、10月10日で人は生まれるのではないらしい)臨月であり、誰の介助がなくても、産むことは可能だし。産んで育てられないとなったら養子にも出せる大きさである(日本には、8か月児は育つが9か月児は育たないということわざもある)。

 韓国で妊娠9か月の堕胎手術関連のユーチューブが話題になっている。総費用日本円にして103万円(日本ではもっとリーズナブルに産める)総時間120時間(5日間)。
婦人科で誤診があり、早期堕胎ができず、9か月まできて内科で妊娠が判明したという。
直前に3軒の婦人科に行き、妊娠確認と堕胎はできないとなっての、内科でなんとか堕胎という経路ではあったが…普通内科ではなく、外科だと思うし、どの科ででも、どのくらいお金を積んでもしてもらえない、それが9か月という命だと思うのだが。

 産めない事情を話すと、内科で切開手術に入り、全身麻酔と下半身麻酔(局部麻酔と思われる)が行われた。設備がなかったのか硬膜外麻酔は行われなかったようだ。これだけ麻酔漬けだと子を生かす気は、医師にさらさらなかったらしい(筆者の弟は7か月に入るとき、子宮筋腫と双子状態になり、弟を生かすために母は麻酔なしで腹を切った~弟はそれでも数時間の命だった)。

 ユーチューブにさらしたことで、手ひどい批判を浴びたが、不思議なことに子供がどうなったかは今のところ明かされてはいない。
ただ、この女性と医師には刑罰が下った。

 9か月、十分育つ一つの命。
【編集 : fa】

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