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一般人、ナイスプレー・韓国

Global News Asia 2024年9月1日 12時0分

 ドラマの世界だけではない。もちろんリアルの世界でも増えていて、犯罪として報じられることも多くなったが。

 韓国の居酒屋。21歳の青年は彼女とチキン&ビール(チメクという)を満喫していた。ふと隣の席を見ると、50代に見える男性がやはり女性と飲んでいた。大好きな彼女といても、まわりが気になるのは、まあよくある話だ。でも、この50代が妙に怪しかったからかもしれない。

 女性がトイレのために席を立った。すると、男性は女性のグラスに、白い粉を入れた。彼が見ていなければ、店の人も気が付かないほど素早い手口だった。
女性が戻ってきて、再び隣の席も盛り上がって、急に女性が意識を失って…という展開になる前に。
男性、女性、店の人に話してもややこしいことになる。

 彼は、その場で警察に電話して事情を話した。警察も迅速に現場にかけつけた。餅は餅屋だ。もめないように、女性の飲料を取り上げ、さらに怪しまれないように店にいた客の連絡先を聞き、場を治めた。あくまでも、男性は「うちの席は問題ない」と言い張っていたが。

 女性の飲料を調べた結果、白い粉は麻薬に当たるものだった。男性は逮捕された。トイレに行くのもある意味命がけだな。

 通報した青年には感謝状が贈られた。現行犯であれば、一般人にも逮捕拘束権はある。けれどそれは危険だ。
見ないふりをするのは簡単だが、念のため警察に電話する。韓国の一般人のナイスプレーに拍手を。
【編集 : fa】

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