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エアアジア X、2024年第2四半期決算報告を発表、8四半期連続で黒字を達成

Global News Asia 2024年8月30日 13時0分

 2024年8月28日、エアアジア X バハッド(エアアジア X)の、2024年第2四半期(2024年4月1日~2024年6月30日)は、航空旅行需要の回復に支えられ堅調な業績を達成した。

 2024年第2四半期、エアアジア Xは前年同期比30%増となる6億6,910万リンギットの売上高を記録。当四半期の金利・税金・償却費控除前利益(EBITDA)は、5,840万リンギットを計上し、純利益は480万リンギットとなった。

 旅客数は前年同期比42%増の88万人以上となり、提供座席数の前年同期比30%増を上回る成長率を示した。主要市場では春の旅行シーズンと重なり、搭乗率は83%と堅調で、前年同期比で7%ポイント増加した。また、需要の高い中国、インド、日本路線では90%に近い搭乗率を記録。当四半期における平均旅客運賃は458リンギット(前年同期は650リンギット)。

 付帯収入は、旅客数の増加と1旅客あたりの付帯収入の増加(前年同期比5%増の248リンギット)により、前年同期より48%以上増加し、2億1,820万リンギット。これは、顧客パーソナライゼーションの最適化や予約フローの改善を含むさまざまな製品・サービスの強化、およびデータの活用が推進要因となった。また、SANTANが機内で提供する食品・飲料に最新のトレンドを取り入れたことも、付帯収入増に寄与した。

 ネットワークに関しては、エアアジア Xは4月に西安への運航を再開し、北京、成都、杭州、上海を含む5都市への乗り入れを行うことで、中国路線での存在感をさらに高めた。また、レジャーで人気のあるバリへの旅行需要に応えるため、クアラルンプール=バリ間のフライトを週14便に増便。2024年第2四半期の運航区間数は合計2,916区間となり、前年同期比31%の増加を示した。週あたりの運航便数は平均128便となった。

 関連会社のタイ・エアアジア Xは、前年同期比7%以上増となる3億7,890万リンギットの売上を達成し、純利益は1,100万リンギットを超えた。これは、2024年第2四半期における旅客数が前年同期比16%増の362,596人となり、搭乗率も前年同期比6%ポイント増の84%と堅実に推移したため。タイ・エアアジア Xの市場における需要は堅調で、旅客数の増加は有効座席キロ(ASK:総座席数と輸送距離の積)の増加を前年同期比で3%以上上回った(当四半期の有効座席キロは18億7,000万)。また、平均旅客運賃も727リンギットと健全な水準となった。

 2024年6月末時点で、エアアジア Xの保有機材数はエアバスA330が18機で、そのうち16機が稼働中。2024年第3四半期には17機目の機材を再稼働させ、年末には18機目も再稼働させる予定だ。タイ・エアアジア Xの保有機材数はエアバスA330が8機で、そのうち6機が稼働中。タイ・エアアジア Xは、第3四半期に9機目、第4四半期に10機目の機材を導入予定。
【編集 : Eula Casinillo】

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