韓国には、サムスン電子という優れた家電メーカーがある。その製品の数々を集めたサムスン・イノベーション・ミュージアムという博物館的な運営もしている。
そのミュージアムに、このほど抗がん剤研究の権威の大学教授から素晴らしい贈り物が飾られることになった。日本だと昭和61年、西暦1986年に輸出用に作られた「電子レンジ」だ。
教授は、1985年にアメリカで研究を始めた。同時に新婚生活も始めた。その時電化市場は、アメリカ製か日本製の家電だったという。デパートやスーパーを歩き回っているうちに年が改まり、そこで見つけたのが母国韓国・サムスン社の電子レンジだった。サムスンのロゴが目に入ってきたときは、うれしくてうれしくて仕方なかったそう。もちろん、即決で購入。
研究が忙しく自宅に帰ってくる時間も不定期。妻の身体も丈夫ではなかったため、食事を電子レンジで温めて食べることが日常だった。37年間、まったく故障もせず、大がかりなメンテナンスもしなかった。「この電子レンジのすばらしさを伝えられないかしら」と妻はいつも話していた。40年使いきったら、サムスンに連絡しようと話し合っていたが…残念なことに、2022年末に妻が亡くなって、寄贈の時期が早くなった。
電化製品は往々にして1つ壊れると、伝染していろいろ壊れてしまい大きな出費が必要になるものだが、37年も使うことができたというのは、サムスンの技術力と言えるかもしれない。
日本の電機メーカーはこのような家庭で使う白物家電製造から手を引いている。これからは、韓国製の家電はいかが…。
ちなみに、筆者の家の電子レンジは、日本のシャープ製で34年故障もなく使っている。アイロンは50年を越した、まだまだ使える(旧ナショナル・現パナソニック)。日本でも昭和から平成のはじめまでいいものを作っていたんだがな。
【編集 : fa】
そのミュージアムに、このほど抗がん剤研究の権威の大学教授から素晴らしい贈り物が飾られることになった。日本だと昭和61年、西暦1986年に輸出用に作られた「電子レンジ」だ。
教授は、1985年にアメリカで研究を始めた。同時に新婚生活も始めた。その時電化市場は、アメリカ製か日本製の家電だったという。デパートやスーパーを歩き回っているうちに年が改まり、そこで見つけたのが母国韓国・サムスン社の電子レンジだった。サムスンのロゴが目に入ってきたときは、うれしくてうれしくて仕方なかったそう。もちろん、即決で購入。
研究が忙しく自宅に帰ってくる時間も不定期。妻の身体も丈夫ではなかったため、食事を電子レンジで温めて食べることが日常だった。37年間、まったく故障もせず、大がかりなメンテナンスもしなかった。「この電子レンジのすばらしさを伝えられないかしら」と妻はいつも話していた。40年使いきったら、サムスンに連絡しようと話し合っていたが…残念なことに、2022年末に妻が亡くなって、寄贈の時期が早くなった。
電化製品は往々にして1つ壊れると、伝染していろいろ壊れてしまい大きな出費が必要になるものだが、37年も使うことができたというのは、サムスンの技術力と言えるかもしれない。
日本の電機メーカーはこのような家庭で使う白物家電製造から手を引いている。これからは、韓国製の家電はいかが…。
ちなみに、筆者の家の電子レンジは、日本のシャープ製で34年故障もなく使っている。アイロンは50年を越した、まだまだ使える(旧ナショナル・現パナソニック)。日本でも昭和から平成のはじめまでいいものを作っていたんだがな。
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