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韓国の尹錫悦大統領、弾劾訴追案 廃案に! 韓国戒厳令、本当の狙いは選挙違反の調査

Global News Asia 2024年12月8日 6時0分

 2024年12月3日深夜、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、突如として戒厳令を発令。この戒厳令は、野党が政府高官の弾劾訴追案を提出し、予算案の削減を求めたことを理由にしたが、その背後には選挙違反の調査という真の狙いがあったとされている。

 戒厳令の発令とその背景

 戒厳令の発令により、韓国国内では一時的に混乱が広がった。ソウル市内では市民が集まり、戒厳令の撤回を求めるデモが行われた。戒厳令は、議会や政党の政治活動、報道と出版の統制、集会行為の禁止を含む厳しい措置を伴い、違反者は令状なしに逮捕、拘禁、押収捜索が可能とした。

 尹大統領は、戒厳令の発令に際して「国政が麻痺状態にある」と述べ、国会が「犯罪者集団の巣窟」となり、自由民主主義体制を崩壊させる怪物になったと主張。しかし、戒厳令の真の狙いは、選挙違反の調査にあったとされている。

 選挙違反の調査

 戒厳令が発令された夜、韓国の選挙管理委員会や関連施設に戒厳軍が進入し、選挙違反の証拠を押収するための捜索が行われた。これは、2024年4月の総選挙での不正疑惑に対する調査の一環であり、左派系野党が違法な手段で国会の多数派を握ったことを立証するためのもの。

尹大統領は、選挙違反の調査を通じて、野党が不正行為を行ったことを証明し、政権の正当性を確保しようとしたとされている。このため、戒厳令の発令は事前に計画されていたものであり、選挙違反の証拠を押収するための強硬手段として実行された。
【編集 : af】

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