札幌中心部の中通りに歩行者の憩いの場をつくろうとある社会実験がはじまりました。
松尾香奈記者
「午前10時です。札幌パルコの南の道ですが、現在は多くのトラックがみられます」
札幌市南1条西3丁目の「シャワー通り」の歩道部分は、昼前まで荷捌きの作業に使われています。
この歩道が午後になると様変わりします。
松尾香奈記者
「午後1時です。歩道には芝生が置かれ、新しくベンチが置かれています」
27日からの社会実験は、本来の歩道として利用される“午前11時半から午後9時半まで”の間、歩行者がもっと滞在しやすい空間を作ろうというものです。
夏には嬉しい日除けが設置され、フワフワの椅子も並びます。
女性の利用者
「奥に入って来たら、このイスがあったので…かなり雰囲気が変わったと思います」
「カフェとか混んでいて、お金使うなら、ここで過ごしちゃって、持ってきた飲み物を飲むのもいいかなと」
午前中の様子と比べると、より彩りあふれる通りになりました。
札幌市 都心まちづくり課 伊関洋課長
「歩行者にとって居心地がよく、滞在しやすいゆったりと過ごしやすい空間を作ることが、都心部の魅力に非常につながる」
この実験は8月末まで行なわれ、期間中にはキッチンカーも登場する予定です。