ついに新紙幣デビューの日。北海道内の動きを追いました。
3日午前7時すぎ、日本銀行札幌支店から新紙幣の束が、各金融機関へ運ばれていきます。
札幌市内の銀行には、午前9時の開店と同時に利用客が。もしや、新紙幣をゲット?
午前9時に来た男性
「ちょっと(新紙幣を)拝みたいと来てみたんだけど、銀行の両替機は午後から」
一方、道内の渋沢栄一ゆかりの地は、大盛り上がり!
新紙幣フィーバーの1日をひとほりします。
堀内大輝アナ
「両替して手に入れました。これが新紙幣ですか。手触りも新しい感じがしていいですね」
新紙幣は、千円札の肖像が北里柴三郎。5千円札は津田梅子。1万円札は渋沢栄一です。
この日を待ち望んでいたのが、十勝の清水町です。
およそ120年前。清水町に、実業家の渋沢栄一が「十勝開墾会社」を設立し、酪農と農業の礎を築きました。
その清水町では、新紙幣お披露目の式典が午前11時から開かれます。それまでに新1万円札が届かなければなりません。
清水町企画課 吉田寛臣さん(午前9時半頃)
「(式典開始時間の)午前11時には着く予定ですが何とも言えない」
式典の30分前、町内の銀行で新1万円札を額に入れるやいなや支店長自ら会場へ。北洋銀行清水支店の矢萩利浩支店長が2分前に到着し手渡しました。
清水町企画課 吉田寛臣さん
「間に合いました」
北洋銀行清水支店 矢萩利浩支店長
「この新1万円札下3桁が432、シミズとなっております」
そして、札幌の北洋銀行本店では、新紙幣を求めて行列が…。
午前11時頃からやっと新紙幣への両替が始まりました。
両替で新1万円をゲットした市民
「並びました。20分くらい。思ったよりも早かった。淡くってパステルっぽい感じでかわいい」
「まだ詳しく見ていない。(ホログラムで)偽造できない」
「嬉しいですね。まもなく友人と会うので見せてあげようと」
新紙幣で盛り上がっていますが、しばらくは使用できない券売機や販売機が残りますので、外出の際はお気をつけください。