オイル漏れのトラブルなどの影響で7日急きょ、北海道東部の女満別空港に着陸したエア・ドゥ機。
オイルは、機体とタイヤを支える支柱付近から漏れていたことがわかり、原因調査が進められています。
ナギーブ モスタファ記者
「7日、女満別空港に着陸した機体は点検作業が進められています」
トラブルを起こした機体は8日朝からエア・ドゥによる原因調査などが進められています。
滑走路は8日朝に再開されましたが、航空会社のカウンターにはひと晩足止めされた利用客の列も。
観光客は…
「土曜は羽田の雷雨で欠航になって、きのうは滑走路トラブルで…。二度あることは三度ある。きょう大丈夫かなと思ったんですけど、なんとか行けそうだな…」
これは、飛行コースを公開する民間サイト「フライトレーダー24」の画像です。
エア・ドゥによりますと、目的地だった釧路空港は当時濃い霧に覆われていたため、上空で待機しようとしました。
その間に、油圧系統に不具合が起きてオイル漏れがわかり、安全面を考慮して女満別空港に着陸したということです。
乗客乗員148人にけがはありませんでした。
エア・ドゥ73便の乗客
「アナウンスでオイルが漏れたという説明があって…」
「不具合が生じて『女満別に行きます』というアナウンスが流れた。空港に到着するちょっと前だったから驚いた」
国土交通省によりますと、オイルは、機体右側の翼の下…機体とタイヤをつなぐ主脚とよばれる部分の近くから漏れ出しました。
主脚は離着陸する際に機体の大部分を支える装置で、オイル漏れの原因はまだわかっていませんが、機体の安全が確認され次第通常の運航に戻る見通しです。
また、国土交通省は重大インシデントではないものの、滑走路を閉鎖したことなどから「イレギュラー運航」に認定しました。