北海道札幌市の中学校でまた、個人情報の流出です。
札幌市教育委員会によりますと中央区の中島中学校で、5月16日の朝の会が終わり教室から教師がいなくなった後の5分間、教卓に放置された生徒の個人情報が書かれた資料の中身を複数の生徒が読んだということです。
資料には、生徒の特徴が、配慮にかける表現で記されていたということで、市教委は表現方法や資料の管理方法が不適切だったとしています。
これまでにSNSなどでの情報の流出は確認されていませんが、学校は保護者説明会の開催を検討しています。
一方、情報の流出をめぐり、懲戒処分も発表されました。
4月に北区のあいの里東中学校で、20代の女性教諭が1年生267人分の個人情報を紛失した問題。
資料には「LGBTQかも?」など不適切な表現が含まれ、SNSに投稿されました。
いまも拡散され続けていて、市教委が投稿者に削除を要請しています。
この問題をめぐり市教委は8日、個人情報の不適切な取り扱いを理由に女性教諭を戒告処分に。
資料に不適切な表現があるにも関わらず是正しなかったなどとして、50代の校長を減給1か月の処分としました。