中学生に命の尊さや育児の大切さを学んでもらおうと、北海道江別市で中学生が赤ちゃんと触れ合う授業が開かれました。
中学生
「可愛かった。頭がちゃんと支えられなかったみたいで緊張しました」
赤ちゃんたちと触れ合っているのは江別第二中学校の生徒たちです。
家庭科の授業の一環で、15人の赤ちゃんとその母親が参加しました。
中学生
「赤ちゃんが泣きやまないときって、どうやって泣きやませているんですか?」
赤ちゃんの母親
「この子は生まれてすぐのときから、縦にだっこしたほうが泣きやむ特性があって」
中学生たちは子育ての苦労や喜び、赤ちゃんにどのように愛情を注いでいるのか、母親たちの話に耳を傾けました。
赤ちゃんの母親
「朝起きる時間から何から何まで、食生活から全部、ガラッと変わったけど、すごく幸せです」
赤ちゃんの母親
「自分がいま大事にされているんだよということが、ちゃんとこの子に伝わるよう接するように気を付けている」
授業を受けた中学生は…。
中学生
「かわいいです。(抱っこした感じは?―)すごくあったかいです」
中学生
「結構自分も小さいときに泣いたりして大変だったと思うけど、これまで育ててくれたことに感謝しています」
江別市子育て支援センター 伊藤ひとみ主幹
「自分が親になるまでに子どもとの触れ合いを持ってもらいたい。お母さんの話を聞いて、自分もこうやって育てられたんだな、こうやって愛してもらっていたのかと感じて自分の命の大切さを学生に感じてもらいたい。」
江別市では2011年からこの授業を続けていて、今後も継続していく方針です。