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乗務員の待遇改善・運行ダイヤの見直しをめぐるバス会社の労使交渉…1年半かけて和解が成立 千歳相互観光バス

北海道放送 2024年7月12日 21時39分

北海道千歳市のバス会社の労働組合が会社側に乗務員の待遇改善などを求めた労使交渉は1年半をかけて和解が成立しました。

千歳市などで路線バスを運行する千歳相互観光バスの労働組合は、おととし12月から乗務員の待遇改善や運行ダイヤの見直しなどを求めて会社側と交渉していました。

去年4月には交渉がまとまらず組合側がストライキを決行。
千歳市内でバスが運休し、市民生活にも影響が出ました。
しかし今月8日、双方は、残業時間に関する労使協定「36協定」を締結したのち乗務員の待遇改善に努めることや、国に提出している財務資料を組合にも提示すること。
千歳市内の一部路線で、最終便の出発時間の繰り下げを検討することなどを条件に和解しました。
これを受け、組合は1年半にわたった労使交渉を終結させました。

札幌地域労組 千歳相互バス支部 江崎毅支部長
「ここが終わりではなく、ここから始まりだと思っている。利便性のいい路線ができるようみんなで考えて取り組んでいきたい」

会社側は和解に至ったことについて「仲間割れしている場合ではなく、しっかりした労使関係に改善することで乗務員の確保につなげたい」とコメントしています。

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