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クロマグロの“漁獲枠拡大”で合意 30キロ以上の大型は1.5倍に、30キロ未満の小型は1.1倍に 年末にかけて正式決定し2025年から適用へ

北海道放送 2024年7月16日 19時21分

太平洋でとれるクロマグロの資源管理を話し合う国際会議が、16日まで北海道釧路市で開かれ、2025年以降の大型と小型のそれぞれの漁獲量を増やすことで合意しました。

7月10日から釧路市で開かれた国際会議には、日本やアメリカ、EUなど16の国や地域などが参加して、太平洋でとれるクロマグロの漁獲枠について話し合われ、16日閉幕しました。

水産庁資源管理部 福田工 審議官
「現場で苦労されている声を反映させるべく、日本としては最大限の増枠の提案を行った」

今回、日本は資源の回復傾向をうけて漁獲枠を増やすよう提案していましが、話し合いの結果、30キロ以上の大型については、1.5倍に、30キロ未満の小型については1.1倍に増やすことで合意しました。

漁獲枠の拡大で合意したのは大型のクロマグロが2021年以来で、小型のクロマグロにいたっては、いまの規制が始まった2015年以来、初めてです。

今回の合意内容は、12月にかけてフィジーで開かれる会合で、正式に決定し、来年から適用される見通しです。

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