北海道・知床半島の携帯電話の基地局整備をめぐって、地元の住民団体が、太陽光パネルの設置に反対する4万8000筆の署名を、斜里町長に提出しました。
知床半島では、携帯電話の圏外を解消するため、国などが新たな基地局を整備する計画を進めてきましたが、太陽光パネルの設置について、専門家から自然への影響を懸念する意見が相次ぎ、工事が見合わせとなっています。
斜里町の住民で作る『知床の自然を愛する住民の会』は“環境が破壊され、景観も損なわれる”などとして、太陽光パネル設置に反対する署名およそ4万8000筆を集めて、17日、町長に提出しました。
『知床の自然を愛する住民の会』午来昌 会長
「不便だけれども、その不便さを利用した知床であって欲しい」
集まった署名は、国や道などにも郵送で提出する予定です。