11日から17日にかけ、北海道函館市のホテルに無銭宿泊したとして、47歳の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所と職業自称、福岡市博多区に住む会社経営、糸久真（いとひさ・まこと）容疑者47歳です。
糸久容疑者は11日から17日にかけ、函館市豊川町のホテルで、料金を支払う意思も能力もなかったのに、あるかのように装って宿泊した上、飲食もした疑いが持たれています。
警察によりますと、糸久容疑者はインターネットで予約し、料金は約31万円に上っていました。
チェックアウト時、糸久容疑者は「もう、お金を振り込んでいるはず」などの旨を従業員に伝えました。
しかし、ホテル側が調べたところ、振り込みが確認できなかったため、通報。
捜査の結果、詐欺の容疑が固まったとして、17日夜、逮捕に至りました。
現場のホテルは、公式HPなどによりますと、世界最大の旅行口コミサイトのランキングで、2012年から７年連続、北海道で“No１”の「朝食が美味しいホテル」と評価されています。
糸久容疑者は、逮捕時の所持金が数百円しかなかったものの、取り調べに対しては「支払うアテがあります」などと話しているということです。
糸久容疑者をめぐっては、SNS上に無銭飲食の被害を訴える複数の書き込みもあり、警察は余罪を含め、引き続き調べをすすめています。