１週間にわたり、北海道函館市のホテルに無銭宿泊したとして、男が逮捕されました。
この男は、北海道外の飲食店でも、無銭飲食したとみられることが、ＨＢＣの取材でわかりました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、自称・福岡の会社経営、糸久真容疑者47歳です。
糸久容疑者は11日から17日にかけ、函館市中心部のホテルで、料金を支払う意思も能力もなく、約31万円相当の宿泊と飲食をした疑いが持たれています。
警察によりますと、糸久容疑者は「もう、お金を振り込んでいるはず」などとホテル側に話しましたが、振り込みはされていませんでした。
さらに、ＨＢＣの取材で無銭飲食の疑いも浮上しました。
バーの経営者
「（糸久容疑者から）財布を置いてきてしまったから、きょう払えないので振り込みにしますと言われた」
糸久容疑者が、バーの飲食代約５万円を後払いするなどして、経営者の男性は合計約10万円の被害に遭いました。
経営者はＳＮＳで糸久容疑者に返済を求めましたが、「改めて連絡します」というメッセージを最後に、連絡が途絶えました。
バーの経営者
「常習犯だと思った。初めてだったらできない。全部慣れた手口でやっていた」
警察は、糸久容疑者に余罪があるとみて、調べをすすめています。