Infoseek 楽天

人気観光スポット「青い池」で泳ぐ男性 唖然とする迷惑行為に…観光客も美瑛町も困惑「大変危険な行為なので絶対にやめてほしい」 北海道美瑛町

北海道放送 2024年7月18日 22時16分

北海道美瑛町にある「青い池」。人気の観光スポットで唖然とする、「迷惑行為」です。

美しいブルーの水をたたえた池で楽しげに泳ぐ男性。

笑顔でピースサインをしています。その周りをドローンが飛んでいます。

美瑛町を代表する観光スポット「青い池」で、16日、観光客の男性が撮影したものです。

撮影者
「水しぶきが上がった。『何だ』と思ったら人が泳いでいた」

撮影した男性によりますと、泳いでいたのは外国人ふうの男性で、少なくとも2人以上のグループだったということです。

撮影者
「(青い池は)写真映えする所。そこに人がいるだけで気分的にも萎える」

池から岸に上がった男性は、「達成感のある感じで笑っていた」といいます。

谷本洋記者
「人が泳いでいたとみられる場所の近くなんですけども、柵はほとんどありません。そしてAIカメラからも離れた場所になっています」

美瑛町によりますと、過去にも同様の事例があり、人の侵入を検知するAIカメラを設置していましたが、今回は作動せず。

観光客は青い池の神秘的な雰囲気を求めてやってきます。

訪れた人
「すごい楽しみに(来た)。飛び込みたい」

(本当に飛び込んじゃった人がいるんですが…)
「あっいた、え~!」

訪れた人
「マナーを守って観光地を回ってほしい」

美瑛町商工観光交流課 広瀨弘記 課長補佐
「池も場所によっては、足もつかないくらい深い所もありますし、大変危険な行為なので絶対にやめてほしい」

美瑛町は、今後も対応策を考えていくとしています。

青い池は国有地で、池に入らないよう注意する看板が設置されています。

大川哲也弁護士によりますと、このような状況で、池に入って泳いだ場合は、軽犯罪法の「立入禁止場所等侵入」にあたり、30日未満の拘留か、1万円未満の科料が課せられる可能性があるということです。

ただ、青い池の一番賑わう、観光客が写真を撮る範囲に、英語など外国語で書かれた「立入禁止」の看板は見あたらなかったんです。

SNS社会で、このような動画が出回ると、「同じことをやりたい」と思う方も、残念ながらいるのではないかなと思います。

これは、他の観光地でも言えることなので、こうなってしまった以上は、インバウンドの影響で、いろいろな国から観光客がやって来る北海道でも、『まさか』を想定する必要があります。

今まで善意に訴えていた部分も、いろいろな国の言葉の看板を設置して、分かりやすく周知していくことも、ここから汲み取れる課題なのかもしれません。

この記事の関連ニュース