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呼びかけに応答しない後輩に腹を立て、ゴム製のスリッパを頭に投げつけ…後輩は「急性感音難聴」で全治3か月の診断、40代の自衛官に停職10日の懲戒処分「深く反省しています」 航空自衛隊千歳基地

北海道放送 2024年7月22日 14時13分

去年7月、北海道の航空自衛隊千歳基地で、後輩の頭にゴム製のスリッパを投げつけ、全治3か月の難聴にした40代の自衛官が停職10日の懲戒処分となりました。

懲戒処分となったのは、千歳基地の北部航空施設隊第2作業隊の40代の1等空曹の男です。
航空自衛隊によりますと、1等空曹は去年7月6日午前7時半ごろ、勤務中、職場のソファに座っていた後輩の男性に対し、複数回、名前を呼びましたが、後輩が応答せず、腹を立てると、履いていたゴム製のスリッパを投げつけました。
そのスリッパが頭に当たり、後輩は「急性感音難聴」となり、全治3か月の重症の診断を受けました。
その後、後輩が部隊に被害を申し出たことで発覚、目撃した人も複数いることから、空自は22日、1等空曹を停職10日の懲戒処分としました。
1等空曹は「深く反省しています」などと話しているということです。
一方、今回の懲戒処分について、第2航空団と千歳基地の司令を兼ねる田中信隆・空将補は「千歳基地所属の隊員がこのような事案を生起させたことは誠に遺憾です。今後、さらなる厳正な規律の維持に努め、このような事案が再び生起することのないように努めてまいります」とコメントしています。

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