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認知症の89歳妻を殺害 94歳の被告の男に懲役3年執行猶予5年の判決「自首し、反省と後悔の態度を示している」札幌地裁

北海道放送 2024年7月23日 9時58分

去年11月、札幌市豊平区の自宅で認知症の妻を殺害した罪に問われている94歳の男の裁判員裁判で、札幌地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと上牧道雄被告94歳は去年11月、札幌市豊平区の自宅で当時89歳の妻、英代さんの首をひもで締めて殺害した罪に問われています。

事件当時、上牧被告は妻と2人暮らしで、認知症を患う妻の介護をしていました。

初公判で上牧被告は起訴内容を認めています。

22日の判決で札幌地裁は、「苦しんで抵抗する被害者の様子を目の当たりにしながら数分間にわたって頸部を絞め続けていて、強固な殺意に基づく悪質な犯行」と指摘。

そのうえで「犯行翌日に自首し、反省と後悔の態度を示している」などとして懲役5年の求刑に対し懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

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