24日の北海道内は、前線を伴った低気圧が通過している影響で、上川地方や留萌地方を中心に大雨となりました。
深川市内では雨竜川が氾濫し、避難所に６人が避難しています。
北海道上川地方の鷹栖町です。
川から溢れた水で道路が冠水したほか、畑にも水をかぶる被害が出ていて、近くの住民は玄関の前に土のうを積み、浸水を防いでいました。
鷹栖町民
「これだけ道路が水浸しになるのを初めて見た」
旭川市江丹別では、午前11時までの24時間の降水量が200ミリを超え、1977年からの統計開始以来最多となりました。
一方、深川市を流れる雨竜川では、多度志付近の左岸で氾濫が発生しました。
深川市と沼田町では、合わせて366世帯586人に避難指示が出ていて、住民６人が避難所に身を寄せています。
また、上川地方の愛別町でも、洪水の警戒のため、122世帯239人に避難指示が出ていて、町内の５つの小中学校で臨時休校となっています。
一方、小平町の道の駅では、降り続いた雨で、国道が通行止めになり、立ち往生する観光客も…。
札幌市からの観光客
「士別に行こうと思ったが、向こうも通行止め、こっち回っても通行止め、どうするか考えています」
この影響で、ＪＲは函館線の深川ー旭川間と石北線の旭川ー遠軽の間で運転見合わせとなっていて、特急14本を含む合わせて40本が運休となっています。
このあと夕方にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。