2030年度末の開業が延期となった北海道新幹線の札幌延伸について、沿線自治体や関係機関で工事の進捗状況などを共有する会議が初めて開かれました。
30日の初会合では、鉄道・運輸機構から羊蹄トンネルで見つかった岩盤の撤去作業を８月から始めることや、渡島トンネルの地質調査の結果が秋から冬に判明することなどが報告されました。
一方、新たな開業時期の見通しは、岩盤の撤去や地質調査の結果が判明してから検討するとして示されませんでした。
北海道八雲町 岩村克詔町長
「説明を受けながら何も変わっていないなと」
北海道北斗市 池田達雄市長
「今われわれが一番求めていることは、いつ開業ができるかということ」
鉄道・運輸機構は、地域連携チームを発足させ自治体や住民に工事の状況などを発信していく方針です。