2日午後、札幌市白石区の工事現場で倒れ、道路を塞いだ大型クレーン車…その瞬間を、近くを走行していた車のドライブレコーダーがとらえていました。
上空に真っ直ぐ伸びた約30メートルのアーム部分が真ん中で折れた後、根元から道路に倒れ込みました…発生は2日午後3時半すぎ、現場は札幌市白石区東札幌、病院の移転工事中でした。
警察によりますと、この事故で、70トン級の大型クレーン車を操作していた60代の男性が腰や足の痛みを訴え、搬送されたものの、軽傷で、巻き込まれるなどした人や車はありませんでした。
大型クレーン車は当時、建物の3階に資材を上げた後、アーム部分を伸ばしたまま道路の反対側に進行したところ、突然、倒れたとみられるということです。
道路を塞いだアーム部分の撤去は、10時間余りかかり、警察は現場の安全管理の問題を含め、引き続き事故の状況を詳しく調べています。