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夏休み初日の小学2年男児の輪禍 警察・北海道開発局・小樽市などが再発防止へ 専門家「ドライバーはこの時期、確認を二重三重に」

北海道放送 2024年8月5日 20時7分

7月、北海道小樽市で夏休み初日の小学生がごみ収集車にはねられ死亡した現場で警察などが対策を協議しました。子どもの安全を守るためこの時期に必要なことは。

小樽市新富町の交差点では7月23日、青信号で横断歩道を渡っていた小学2年生の濱尚志君が左折のごみ収集車にはねられて死亡しました。

事故が起きたのは夏休みの初日でした。

和久井有紀乃記者
「現場は近くに歩行者転落防止の壁があり、見通しが悪い構造となっています」

警察や、道路を管轄する北海道開発局、小樽市などの担当者は5日現場を訪れ、危険な箇所を確認し、再発防止に向けて協議しました。

小樽警察署 武田健志 交通課長
「道路標示に足りない部分があったり、標識や取り締まりの数に問題があると思うので関係団体と打ち合わせて改善していきたい」

これは、去年、北海道内で起きた小学生の交通事故の数です。

車にはねられて死亡、またはけがをした小学生の数は夏休みが始まる7月が2番目に多くなっています。

さらに猛暑の影響で夏休みを延長する学校が増え、子どもが自由に出歩く期間も長くなっています。

日本こどもの安全教育総合研究所 宮田美恵子 理事長
「夏休みの初日で行動パターンが大きく変わるとひとりで町を歩くのが不慣れな子どもたちが行動している可能性がある。時間に関わらないということを改めて認識しておかないと、(ドライバーは)より一層この時期は確認を二重三重にしてもらいたい」

夏休みはまだ続きます。

ふだん、子どもが通らないような時間帯や場所でもドライバーが細心の注意を払うことが必要です。

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