北海道北広島市はフィンランドをイメージした、世界一住みよい町づくりを進めると発表しました。
町づくりで活躍するのは、フィンランド生まれのあの人気キャラクター“ムーミン”です。
白くて、まるまるとした体が特徴のキャラクター“ムーミン”。
北広島市は6日、子育てのしやすさで知られるフィンランドを目指して、“ムーミン”のライセンスを管理する企業と協定を結びました。
和久井有紀乃記者
「街路樹などの緑をたくさん取り入れた町づくりは、フィンランドの団地がモデルになったということです」
北広島市は50年ほど前、自然のままの緑地を生かすフィンランドの団地をモデルに、JR北広島駅の西口にニュータウンを整備するなど、フィンランドの町づくりを参考にしてきました。
今回の協定をきっかけに、フィンランド式の子育てシステムも導入。
無料で子育て相談などができる施設=「ネウボラ」を参考にした施設を作ったり、ムーミンのイラストが描かれた子ども用の衣服を配布したりする考えです。
北広島市 上野正三市長
「(協定が)さまざまな波及効果をもたらし、世界で一番ウェル・ビーイングな町を目指したい」
北広島市は、ふるさと納税の返礼品にも“ムーミン”を活用するなど、市の魅力をさらに高めたい考えです。