東北地方を横断中の台風5号が北海道にも近づいてきています。すでに道内の交通機関にも影響が出ています。
台風5号は、午前8時半ごろに岩手県大船渡市に上陸し、東北地方を横断中です。
13日にも北海道に最接近する見込みで、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に十分な注意が必要です。
台風から熱く湿った空気が流れ込んでいる影響で、空知の長沼町では午後1時前に気温が36.3℃まで上がり、今年の道内の最高気温を更新しました。
また、札幌市でも午後1時すぎに34.1℃まで気温が上がりました。
交通機関にも影響が出ています。
空の便は、新千歳空港と、青森空港やいわて花巻空港などを結ぶ20便が欠航しました。
観光客
「飛行機が飛ばないと聞いて、新幹線に変えようと思った」
フェリーは苫小牧と、八戸や大洗を結ぶ便が12日は全便欠航です。また、苫小牧から仙台などに向かう各便も出発が遅れる見通しです。
さらに、函館-大間便、室蘭-青森便も全便が欠航しています。
フェリー各社は、13日は通常通りの運航を予定しています。
北海道内のJRは、在来線・新幹線ともに、これまでに台風の影響による運休はありません。
各交通機関では、台風の接近にともない今後、運休や遅れが出る可能性もあるため、ウェブサイトなどで最新の情報を確認してほしいと呼びかけています。