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夜空を赤く染める【低緯度オーロラ】が北海道で観測「この1~2年は非常に目が離せない」11年周期の太陽活動の極大期は来年夏までで今後もチャンスあり ペルセウス座流星群と幻想的な天文ショーにうっとり

北海道放送 2024年8月13日 20時5分

国内初とみられる幻想的な天体ショーです。

夜空を赤く染めるオーロラと、流星群の「共演」が12日夜、北海道内で観測されました。

12日夜から13日未明にかけて、北海道名寄で撮影された映像です。

太陽の活動による大きな“磁気嵐”で、夜空を赤く染めた【低緯度オーロラ】と、ピークを迎えた【ペルセウス座流星群】の幻想的な天体ショーが見られました。

東京から来た親子
「タイミングによって見え方違っておもしろい」
「(流星群を)何個か見れた」

観測に訪れた人
「ズバーンっていうのは結構見れた。(オーロラと流星群を同時に見れるのは)珍しいので嬉しい」

今年5月ごろから、北海道内でもたびたび現れた【低緯度オーロラ】。

12日は、名寄のほか、北海道オホーツク地方の網走市や佐呂間町でも撮影されました。

太陽の活動が活発な時期を迎えていることもありますが、目にする機会が多くなった背景には…。

なよろ市立天文台 村上恭彦 台長
「カメラなんかが進化していて、さらに情報がSNSで共有される。今までも現れていたけど(観測の機会を)逃されていたものが、着実に拾われるようになってきた」

谷本洋記者
「オーロラは肉眼ではほとんど見えないんですけど、カメラで撮ると鮮明に写ります」

HBCのクルーが、小さなデジタルカメラで撮ったオーロラも、こんなに鮮明に写りました。

なよろ市立天文台 村上恭彦 台長
「1か月に1回ぐらいは、似たようなことが起こっているので、この1~2年は、非常に目が離せない時期が続くと思う」

一生に一度は見てみたいオーロラを北海道内で…。

11年周期の太陽の活動の極大期は、来年夏ごろで、まだまだ撮影のチャンスはありそうです。

堀啓知キャスター)
【低緯度オーロラ】は、肉眼では薄いピンクに見えるそうですが、スマートフォンの“ナイトモード”などで撮影すると、肉眼以上にクッキリと写るようです。

いつ、どこでオーロラを観測できるかについては、正確に予測することは難しいので、SNSなどに観測情報が上がってから、動き出しても大丈夫かもしれません。

そして、札幌市の青少年科学館によりますと【ペルセウス座流星群】のピークは、12日午後11時ごろでしたが、13日と14日夜も“運が良ければ…”、1時間に20個ぐらいは見られる可能性があるということです。

夏の夜空で繰り広げられる“幻想的な天文ショー”に出会えるチャンスは、まだまだ十分に望みがありそうです。

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