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岸田文雄総理が自民党総裁選に出馬しないと表明 北海道でも号外が配られ驚く人も…道内選出の自民党議員は総理の決断を評価するも、野党議員は冷ややかな反応

北海道放送 2024年8月14日 18時46分

岸田総理が来月行われる自民党総裁選に出馬しないと表明しました。

政治とカネをめぐる問題の責任を取った形で、北海道内選出の国会議員にも波紋が広がっています。

岸田文雄総理
「自民党が変わることを示す、最も分かりやすい、最初の一歩は、私が身を引くことであります」

14日午前、官邸で記者会見し、来月行われる自民党総裁選に出馬しないと表明した岸田総理。

堀井学衆議院議員への強制捜査など、北海道内にも、大きな影響を与えた自民党の政治とカネの問題。

岸田総理はこうした問題への責任をとることが、総裁を退く理由だと説明しました。

岸田文雄総理
「もとより、所属議員が起こした重大な事態について、組織の長として責任を取ることに、いささかの躊躇もありません」

突然の不出馬表明を受け、札幌では号外が配られました。

北海道内の有権者は…。

・「すごいびっくりしました」「当然と言えば当然かもしれない」

・「代表として責任取るのは、形としては可哀想だな」

・「少しびっくりしましたけど、いろんな世論とかご自身で考えた結果かなと」

・「誰がなっても、今までより裏金とかクリーンな政治を目指してほしいなと思います」

・「いいとこもあれば、悪いところも。悪いところも多かったかな…若い人になってもらいたいです」

道内選出の国会議員にとっても、突然の知らせでした。自民党の議員からは、総理の決断を評価する声も…。

自民党 道連 中村裕之会長
「トップとして責任を取ることは評価すべきことだと思う。自民党に厳しい目が向けられていますので、そういった中でも、自民党として成果もあげている。みなさんの理解を得れるように努力していきたい」

自民党 高橋はるみ参院議員
「党の再生に向けて動いている。でも、なかなかそれが評価されなくて、支持率向上に結びつかないが故に、やっぱりトップとしての岸田総裁が判断されたのかな」

一方、野党議員は、不出馬の表明を冷ややかに見ています。

立憲民主党 道連 逢坂誠二代表
「国民の生活とか国会、あるいは政治の信頼とか何も考えていない。単なる自民党の延命のための、今回の出馬辞退だと思う」

立憲民主党 松木謙公衆院議員
「自民党が新しいのになりましたっていうと、ああだこうだって、いいか悪いかもわからないうちに、新しい人になったら支持率あがるじゃない。それで選挙だからね…もう毎回でしょ」

およそ3年間で幕を閉じることとなった岸田政権。道内でも次の選挙を睨んだ駆け引きが始まっています。

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