3月、札幌市豊平区の特別養護老人ホームで入居者を熱いお湯に入浴させてやけどを負わせ死亡させたとして、職員が書類送検されていたことがわかりました。
14日までに業務上過失致死の疑いで書類送検されたのは、札幌市豊平区の特別養護老人ホーム「羊ヶ丘陽光苑」に勤務する介護福祉士の40代の男性職員です。
捜査関係者によりますと、男性職員は3月下旬、入居者の88歳の女性の入浴を介助する際、熱いお湯に入浴させて全身にやけどを負わせるなどして死亡させた疑いが持たれています。
お湯の温度は40度台後半だったとみられ、女性は5日後に多臓器不全で死亡しました。
男性職員は警察の調べに「温度をきちんと確認していなかった」と容疑を認めているということです。
警察は、男性職員がお湯の温度を確認する義務を怠ったとみて調べています。