「モルック」というスポーツをご存知でしょうか。
今、日本で人気上昇中で、８月23日から北海道函館市で世界大会が始まりました。
教会の鐘「ガンガン」
教会の鐘とともに今、函館のマチに響くのは…
モルックの音です。
函館では23日、モルック世界大会が開幕しました。
フィンランド発祥のスポーツ、モルックは、木製の棒を投げて１～12の数字が書かれた木製のピンを倒し、「ちょうど50点」になれば勝ちというゲームです。
藤田忠士記者
「９番、９番行きます！（投げて）ああ～！」
長崎のチーム代表
「ルールを聞いて５分後にみんなが夢中になれるスポーツはない。へたでも楽しめる。負けても楽しい。相手の応援ができるのが楽しみ」
函館に世界大会を誘致したのは、日本モルック協会の代表理事を務める函館の医師、八ツ賀秀一さんです。
八ツ賀さんは16年前に留学先のフィンランドでモルックに出会い、日本でも広めたいとみずから競技団体を設立しました。
日本モルック協会 八ツ賀秀一代表理事
「シニア、ハンディキャップがある人、性別関係なく一緒にプレーできるのが魅力的」
さらに、ここ数年は人気のお笑い芸人がモルックをテレビや動画サイトで紹介し、競技人口が拡大しました。
日本モルック協会 八ツ賀秀一代表理事
「自分たちが函館に住んでとても住みやすく、みんなに知ってもらいたいマチなので、函館で（世界大会を）やろうと決めた」
23日から始まった函館での世界大会。
ヨーロッパ以外で開く世界大会は初めてですが、国内外から3,330人が参加し、過去最大規模となりました。
佐賀からの参加者
「僕は生まれつき耳が聞こえないが、みんな同じくできるスポーツなのでやっている」
意外にも、スポーツの世界大会は初めて開かれるという函館市。
あの有名店も大会の盛り上げに一役買います。
藤田忠士記者
「ラッキーピエロは、チャイニーズチキンバーガーとエナジードリンクをセットにした『モルック応援セット』を販売しています。うーん、うまい！」
大会初日の23日は各国対抗戦。24日、25日は世界一のチームを決める世界大会の本戦が行われます。