23日から24日にかけて札幌市西区に住む60代男性のもとに、警察官や検察官を名乗る人物から電話があり「資金洗浄に加担した疑いがある」「すぐに検察の口座にお金を振り込んでください」などと言われ、それを信じた男性が40万円をだまし取られました。
警察は詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、23日から24日にかけて、札幌市西区内に住む60代男性のもとに、警視庁や大阪府警、検察官を名乗る複数の人物から男の声で電話があり、「あなたが資金洗浄に加担した疑いがあり、大阪府警で捜査している」「あなたの資金調達について、犯罪に加担していないか調査しなければならない」「すぐに検察の口座にお金を振り込んでください」などと言われました。
それを信じた男性は、電話でやり取りを始め、途中から連絡はLINEに変わり、警察手帳の画像も送られてきたということです。
連絡を取るうちに男性は不審に思い、地元の警察に相談しようと伝えると「地元警察署に行ってもどうにもなりませんよ、大阪府警で捜査しているから」と言われたため断念し、指定された口座に現金40万円を振り込んだということです。
その際、男性は「お金は月曜日か火曜日に戻ってきます」等と言われていましたが、連絡がとれなくなったため、警察署に相談し、事件が発覚しました。
警察は、警察官や検察官がお金を要求することはなく、そういった話が出た場合は「＃9110」に相談するよう呼びかけています。