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小学生がエゾシカ肉で“ザンギ”作りに挑戦 エゾシカ問題への理解を深める出前授業 深刻化する食害などをどう解決するか…食べて考える 北海道釧路市

北海道放送 2024年8月29日 18時21分

農作物への深刻な被害が出ている「エゾシカ」について知ってもらおうと、北海道釧路市で、小学生がシカ肉を使ったザンギづくりに挑戦しました。

釧路市の鳥取西小学校で8月29日に行われたのは「エゾシカ」について学ぶ出前授業です。

北海道内では、エゾシカによる食害や接触事故などが相次いでいて、釧路でも市街地への出没が増えるなどシカの対策が急がれています。

出張授業では、食を通して子どもたちにエゾシカについて理解を深めてもらうため、座学の後、地元・釧路のシカ肉を使ったザンギづくりに挑戦しました。

シカ肉を丁寧にひと口サイズに切り、醤油ダレに漬け込みます。

児童
「ぷりぷりしていておいしそう」

漬け込んだシカ肉を油の中へ。

ムラにならないよう急いで入れます。

児童
「あと何分?1分3秒?」
「めっちゃ順調で早く食べてみたい」

中心までしっかり火が通ったら完成です!

初めて自分たちで作ったシカ肉ザンギの味は…。

児童
「ちょーうまいっすね、ちょーうまいこれ」

児童
「ちょっと臭みがあったけどおいしかった」

イーアンドイート 加徳良太代表(管理栄養士)
「食害があって、食べることがひとつの課題解決になる。おいしさを知ってもらって、食べることを純粋に知ってもらえれば」

おいしさを知って消費が増えれば、シカの有効活用につながる。

増え続けるシカとどう向き合っていくか、試行錯誤が続きます。

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