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“令和のコメ不足”のなか、北海道新十津川町の農家で稲刈り始まる 9月中旬から新米が出回り状況改善か 今年のコメの作柄「平年並み以上」

北海道放送 2024年8月29日 20時21分

「令和の米騒動」とも呼ばれる昨今の「コメ不足」も、解決の日が近いかもしれません。
北海道空知地方の新十津川町では、2024年の新米の稲刈りが始まりました。

いま、全国的に問題になっている「コメ不足」。

買い物客
「厳しいです!」

買い物客
「北海道は関係ないのかなと思っていたが、1個もないのはビックリ」

去年の猛暑による不作に加え、ことし8月に入って起きた地震や台風による「買いだめ」が「不足」に拍車をかけています。

そんな中、明るい兆しが。

新十津川町では、2024年の新米の稲刈りが始まりました。

林雄一さんの田んぼで刈り取られているのは、北海道で最も食べられている「ななつぼし」です。

コメ農家 林雄一さん
「米騒動、米がないとかいろいろ聞くけど、これから新米がどんどん出てくるので、ぜひおいしいお米を食べてください」

北海道農産協会は、今年のコメの作柄について「平年並み以上」と予想。

去年に比べ、今年の北海道内の暑さはそこまで厳しくなく、高い気温が続くことでコメの内部に亀裂ができる「胴割れ」のリスクも低いことなどが要因だとしています。

ホクレンによりますと、生育は順調に進んでいるということで、今後の天候次第だとしつつも、9月中旬から新米が出回り、状況も変わっていくのではとの見方を示しています。

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