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立憲代表選 候補4人が札幌で論戦 道内の支持者らに政策アピール…泊原発再稼働「反対」「明言避ける」立場の違い鮮明に

北海道放送 2024年9月16日 19時34分

投開票まであと1週間となった立憲民主党の代表選。16日、4人の候補が札幌市で論戦を交わし、北海道内の党員らに政策をアピールしました。

札幌市内のホテルで開かれた立憲民主党代表選の政策討論会。

代表選は国会議員のほか、党員やサポーターも含めたポイントの合計で争われ、地方での支持が欠かせません。

道民の関心も高い、北海道電力・泊原発の再稼働をめぐっては立場の違いが鮮明に。

吉田晴美衆院議員
「私は再稼働には慎重な立場です。原発に依存しない日本をつくる」

枝野幸男前代表
「真冬に避難計画どおり避難できるのか、私はほとんど無理でないかと思う、リスクをとって原発を動かす必要がないのではないか」

吉田晴美衆院議員と枝野幸男前代表が再稼働に反対の立場を示した一方で、野田佳彦元総理と泉健太代表は、明言を避けました。

野田佳彦元総理
「実効性ある避難計画があるのかどうか、地元の同意・理解があるのか、この2つをクリアできるかだと思います」

泉泉健太氏
「泊の場合は冬場の避難で個別事情を抱えていますから、個別事情を見たうえで稼働については、考えてゆくのは当然のことだと思います」

これに先立ち、大通公園で行われた街頭演説では、4人とも裏金問題を念頭に自民党の政治姿勢を批判し、政権交代の必要性を訴えました。

街頭演説を聞いた人
「うやむやにしないで透明性のある、国民に分かってもらえる政治になるべき」
「今のところはちょっと期待できないかなというのはあるが、このあとどういう方向に党が行くのか注目したい」
「自民党との違いを聞く機会になってよかったと思う。立憲民主党は裏金作っていなかったわけですから、そういった点では期待できるかなと」

一方の自民党は16日、石川県で総裁選の討論会を開き、9人の候補が震災対応などを巡って舌戦を繰り広げました。

「刷新感」を打ち出したい自民とその自民への対決姿勢を明確にする立憲民主。

それぞれの党の顔を決める選挙が白熱しています。

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