鳥インフルエンザが養鶏場で発生したときに、蔓延を防ぐための訓練が、北海道上川地方の愛別町で行われました。
ウイルスの感染を防ぐ服「防疫衣(ぼうえきい)」を、説明を受けながら着る人たち。
上川地方で最大規模の養鶏場がある愛別町では、渡り鳥のシーズンを迎えて、鳥インフルエンザの発生を想定した訓練が行われました。
北海道内では、2021年から去年にかけて鳥インフルエンザが相次いで発生し、卵が店頭から消える「卵ショック」を経験しました。
発生地での蔓延の防止には、消毒や家畜の処分など、素早い対応が必要です。
26日は処分した鶏を埋める演習も行い作業の手順を確認しました。
参加者
「いつ起こってもいいようにマニュアル化して、疑問点を潰していって、スムーズに活動できるような体制をとっていきたい」
上川振興局産業振興部 広瀬信畜産係長
「(訓練の)回数をこなすことで、私どもも理解を深めますし、毎年繰り返し理解していただくのは重要ではないか」
北海道では、自治体や協力する企業の担当者が変わっても迅速に対応できるよう定期的な訓練を重ねています。