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“選挙の秋”私たちが望むことは…「子育て世代の減税」「日本の100年後を考えている人」「学費」石破総理就任から26日、現憲法下で最短の衆院選

北海道放送 2024年10月1日 21時14分

「石破茂君を衆院議員規則により第18条第2項により、本院において内閣総理大臣に指名することに決まりました」

1日に召集された臨時国会。衆参両院の本会議で、自民党の石破茂総裁が第102代総理大臣に選ばれました。指名後は、直ちに組閣を行った石破新総理。岸田内閣から再登板となった林芳正官房長官が閣僚名簿を発表しました。

新内閣には北海道内からこの議員も…

自民党 伊東良孝衆院議員
「運がいいほうなんですよ」

北海道7区選出の伊東良孝衆議院議員。去年亡くなった妻の写真に見守られる中、沖縄北方担当大臣や地方創生担当大臣に選ばれました。

自民党 伊東良孝衆院議員
「総理官邸に来てくださいという話なので」

伊東氏は自民党が下野した2009年の衆院選で初当選。当選5回の75歳で、初めての入閣です。

自民党 伊東良孝衆院議員
「大変うれしく責任を感じています。しっかりやっていきます。北海道のために」

石破内閣では19人の閣僚のうち岸田内閣からの再任は2人、初入閣は13人にのぼりました。

今月27日に衆院選の投開票を行う方針を31日に表明した石破総理。総理就任から26日での衆院選は現行の憲法下では最短となります。

泉優紀子記者
「予定されている投開票日まで残り1か月を切りました。あなたは次の衆院選、何を重視して投票先を選びますか?」

30代女性
「子育て世代への減税。子どもが生まれて、いろいろと金もかかってきていて」

70代男性
「日本の100年後考えている人。今は目先の政治しかしていないから」

10代男性
「学費について考えてくれる人。一人暮らしでかつかつの人も多いので、そういう人たちのためにしてくれたら」

10代男性
「医療の補助(子どもの)。成人までの医療費をタダにしてくれたら、お父さんやお母さんが楽なのかな」

北海道民に聞くと、医療や若い世代への支援を望む声が多く聞かれました。一方、北海道内の小選挙区で焦点となっているのが野党共闘です。

3年前の衆院選では、共産党が9つの選挙区で立憲民主党の候補者を推薦し、独自候補の擁立は3つの選挙区にとどまりました。
しかし、次の衆院選では8つの選挙区で立憲民主党と共産党が競合していて、共産党は残る4つの選挙区でも候補者を立てることを検討しています。

自民党に裏金事件の逆風が吹いているにもかかわらず、一枚岩にはなれない野党。次の選挙は各地で混戦が予想されます。

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