10日午後、札幌市白石区から滝川市までタクシーに無賃乗車したとして 59歳の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、札幌市白石区本通３丁目南に住む無職、豊島裕治容疑者59歳です。
豊島容疑者は、10日午後、札幌市白石区から滝川市内まで金を持たずにタクシーに乗車し、乗車料金約３万2000円を支払わなかった詐欺の疑いが持たれています。
警察によりますと、豊島容疑者は白石区で乗車したタクシーで滝川市に向かうと、滝川市内の中心部に到着した午後６時半ごろ、通行人の男性に対して「こっちを見ている」などと一方的に因縁をつけて口論になりました。
通りかかった人が、その様子をみて警察に通報し、駆け付けた警察官が豊島容疑者から事情を聴くと、豊島容疑者は金を持たずにタクシーに乗車していたことが判明。警察は、裏付け捜査を進め、11日夜、逮捕しました。
取り調べに対し、豊島容疑者は「内容について事実なので認めます」と話し、容疑を認めているということです。
また動機については「警察に捕まって刑務所に入りたいと思って、自分の地元である滝川に向かった」などと話していて、警察は、豊島容疑者の暮らしぶりや犯行に至ったいきさつを調べています。