「絶対影響が出ないように」運転士の気持ちも引き締まる 札幌市の路面電車が冬支度…「ササラ電車」に竹製ブラシ取り付け出動に備える

早くも冬の足音です。14日朝の北海道内は冷え込みが強まり、札幌市では市電の冬支度が始まりました。

14日朝の道内は、晴れたことで地表から熱が奪われる「放射冷却」が強まった影響で、標茶町と陸別町ではマイナス2.6℃と今シーズンの最低気温を更新しました。

一方、札幌市では路面電車の線路を除雪するササラ電車に竹製のブラシ「ササラ」を取り付ける作業が行われました。

ササラ電車は、まとまった雪が降ったときに出動し、竹のブラシを回転させて線路に積もった雪を飛ばします。

札幌交通事業振興公社 渡部翔運転士
「絶対影響が出ない、お客さんに迷惑かけないよう運行するように気合い入れて頑張るぞという気持ち」

ササラ電車は例年、11月中旬から12月上旬ごろに初出動を迎えます。