衆議院の解散からわずか6日。
15日公示された第50回衆議院選挙。
主な争点は、自民党の「政治とカネ」の問題を受けた改革や、物価高騰への経済政策、さらに少子化問題や安全保障政策など。
候補者たちは私たち有権者にどんな政策を訴えるのか。12日間の選挙戦がスタートです。
北海道5区は札幌市厚別区や白石区の一部、千歳や北広島などが選挙区です。
立候補したのは、届け出順に自民党の前職、和田義明氏。立憲民主党の元職、池田真紀氏。共産党の新人、鈴木龍次氏の3人です。
自民党を揺るがした派閥の裏金事件。
当事者として比例代表での重複立候補が認められなかった前職の和田義明氏は「背水の陣」で選挙戦に臨みます。
裏金問題による自民党への「逆風」のなか、さらに攻勢を強めたい立憲民主党の元職、池田真紀氏は和田氏と4度目の対決です。
比例代表での票の上積みを狙う共産党からは、新人の鈴木龍次氏が出馬。
北海道5区は前職と元職、そして新人の3人の戦いです。
自民・前 和田義明候補(53)
「自分自身を変え、政治を変え、皆さまたちのために一生懸命頑張ってまいりたい。国民の命を守る。徹頭徹尾、最前線に立って、積極的平和外交の先頭に立ってやっていくことを誓う」
立憲・元 池田真紀候補(52)
「私物化の始まり。利権、金権、腐敗、癒着…それが北海道5区だった。まずは信頼できる、希望のもてる政治に、私、池田真紀は変えてまいりたい」
共産・新 鈴木龍次候補(64)
「政治を大きく変えることができる絶好のチャンスの選挙になると思う。大軍拡を止めていく、そのためには安保法制を廃止することを求めていく」
3人の候補の第一声の内容です。
自民党の前職・和田義明氏は「子育て」や「経済」の話題に時間を割いた一方で、立憲民主党の元職、池田真紀氏は半分以上が「政治とカネ」の問題など自民党政治への批判。
共産党の新人、鈴木龍次氏は大半の時間を安全保障について訴えました。