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「俺がマブダチを殺すわけがない」と逮捕時否認していた74歳の男を起訴「変な男が家に…」と自ら通報、知人の当時74歳男性を殺害した罪 函館地検

北海道放送 2024年10月16日 18時47分

7月、北海道函館市の自宅で当時74歳の知人男性をナイフで刺して殺害した疑いで逮捕された74歳の男について、函館地方検察庁は16日、殺人の罪で起訴しました。

起訴されたのは函館市の自営業、平野均被告74歳です。

平野被告は7月28日午前1時頃、自宅で知人の会社役員髙山金蔵さん当時74歳の胸や腹などを果物ナイフで複数回刺して、殺害した罪に問われています。

函館地検は、責任能力の有無を調べるため、平野被告を8月9日から2か月間鑑定留置を行い、今回、刑事責任が問えると判断したものと見られます。

函館地検は、平野被告の認否を明らかにしていません。

殺害された髙山さんの死因は、出血性ショックで、刺し傷は心臓や動脈まで達し、致命傷となっていたことがわかっています。

■事件の経緯

事件の発覚は、平野被告からの警察への通報でした。

「変な男が家に入ってきている」

警察が駆け付けると、2階の部屋の布団の上で高山さんが倒れていて、病院で死亡が確認されました。

その後、現場から連行された平野被告は、酒に酔っていましたが、服に血痕、家の中から凶器とみられる血の付いた刃物が見つかるなどして逮捕。

近くに住む人によりますと、平野被告は1人暮らしで、度々、自宅で飲み会を開いていました。

事件当時も、平野被告は夕方から高山さんの他、複数の知人と酒を飲んでいて、警察が駆け付けた際、別の部屋で知人1人が寝ていましたが、この知人は事件へ関与していないとみられています。

逮捕直後の取り調べで、平野被告は「俺が“マブダチ”を殺すわけがない」などと話し、否認を続けていました。

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