17日、北海道新幹線の札幌延伸の工事で使われる新しいレールの陸揚げ作業が始まりました。
17日朝、函館港では北九州市で製造され、輸送船で運ばれてきた新幹線用のレール約1000本が陸揚げされています。
レール1本の長さは25メートル。
2025年の秋ごろから、北海道新幹線の工事現場に運ばれ、新函館北斗駅と札幌駅の間に敷かれます。
鉄道・運輸機構 北斗建設事務所 田島政人工事長
「工事の進捗をじっくり見極めながら、できるところから順次、レールの運搬を行って、作業を進めていきたい」
一方で、トンネルの掘削工事は巨大な岩盤に阻まれるなど難航していて、開業の時期が見通せなくなっています。
函館港では、2025年度にかけて約3100本のレールが陸揚げされ今後、岩内港や小樽港など各現場に近い港でも陸揚げされる予定です。