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「辞めたいと思ったから外出した」駐屯地から不正外出し発見されるまで20日間以上無断欠勤 免職の20代2等陸士「特にありません」、同僚の“きれいな”ヘルメットを盗んだ41歳2等陸曹は停職4日

北海道放送 2024年10月21日 14時5分

陸上自衛隊第11旅団は、駐屯地から不正に外出し、無断で20日以上欠勤した20代の男性自衛官を懲戒免職としました。また同僚のヘルメットを盗んだ41歳の男性自衛官を停職4日の懲戒処分としました。

免職となったのは、札幌市東区にある丘珠駐屯地の第11飛行隊に所属する2等陸士の20代の男性自衛官です。

2等陸士は、今年3月25日に丘珠駐屯地から不正に外出し、4月18日に捜索中の同僚らに見つかるまで20日間以上、無断欠勤しました。

第11旅団の調べに対し、2等陸士は「辞めたいと思ったから外出した」と説明し、懲戒処分についても「特にありません」と話しているということです。

第11飛行隊長の永野真也2等陸佐は「今後このような規律違反が起きないよう、隊員個々に対する服務指導を徹底し、健全な隊員の育成に努める」とコメントしています。

一方、札幌市南区にある真駒内駐屯地の第11後方支援隊に所属する2等陸曹の41歳の男性自衛官は、おととし6月、同僚の中帽と呼ばれる安全ヘルメットを盗んだとして、停職4日の懲戒処分を受けました。

第11旅団によりますと、盗まれた同僚が部隊に報告し、調査した結果、41歳の2等陸曹が盗んだことが判明しました。

第11旅団の調べに対し、この2等陸曹は「自分のヘルメットが汚れていたので、同僚のきれいなヘルメットを盗んだ」などと説明しているということです。

また懲戒処分を受けた際、「深く反省しております」と話しているということです。

第11後方支援隊長の小山哲生1等陸佐は「このたびの事案を受け、今後は隊員の規律心の向上を図り、再発防止に努める」とコメントしています。

処分はいずれも10月21日付けです。

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