小さくカットされた焼き菓子と、クリームやジャムがたっぷり入ったカップのスイーツです。
こちらのスイーツを作っているのは北海道函館市の老舗、五島軒です。実はこちらのスイーツ、材料にあるヒミツが…。
北海道北斗市内の工場では、名物のアップルパイをはじめ約200種類のスイーツを作っています。
そうなると出てくるのが「クラム」と呼ばれる切れ端です。
五島軒ではこうした「クラム」や形が崩れてしまった「ワケあり品」に着目。
クリームやジャムと詰め合わせ、「クラムカップ」として販売しているのです。
五島軒 石塚啓介工場長
「もったいない。手塩にかけて育てた商品なので。少しでもお客さまに食べていただければ」
藤田忠士記者
「持った感じはずっしりと重くて、これだけでもお得です。(試食して…)チョコレートの苦みと生クリームがあっておいしいです」
「クラムカップ」は北斗市の工場にある直売所「クラムプラス」での限定販売です。
ほかにも焼き色が濃すぎたというだけで、アップルパイが安売りされています。
客
「五島軒のお菓子は昔からおいしいと思ってる。少しでも安く食べられるのでお得」
クラムプラス 佐藤礼美店長
「食品ロスを減らす。地域の皆さまに買ってもらえるお店」
五島軒では「ワケあり品」の有効活用で、年間1万トンあったフードロスが半分に減ったということです。